大阪市の制度の概念図

大都市圏の都市緑化には、自治体のバックアップがあります。
建物の屋上・壁面等の緑化にあたり、一部自治体では助成金制度を設けています。
現状、都市緑化への取組を行っているのは一部の都市のみですが、徐々に制度が整備されてゆく傾向にあります。
●大阪府/屋上緑化推進制度:民間施設緑化推進事業
周辺に緑の少ない市街化区域内の公共性、公開性のある民間施設で実施する屋上・壁面等の緑化事業を対象とし、植栽樹木や草花(一年草を除く)の植栽費、防水・防根工事費、人工軽量土壌、地中支柱等植栽に要した経費および基盤整備に要した費用の1/2以内の費用を助成。
●大阪市/花と緑のまちづくり推進基金事業
民間建造物の屋上緑化について、植栽費、植栽の基盤整備費、緑化区画造成、排水および潅水施設等の工事に要した経費の1/2以内の額を助成。公共道路に面した敷地・生垣等の緑化(ブロック塀等の撤去の場合は、撤去費含む)および民間建造物の壁面緑化について、植栽費の1/2 以内の額を助成(限度額200万円)。
屋上緑化により建築規制の緩和(容積率の割増)が適用される場合があります。
屋上緑化を行うと建築容積率を割増できる制度がつくられています。
●大阪府/屋上緑化に対する容積率割増
従来の公開空地による容積率割増に加え、現行基準で定める容積割増の範囲内で、屋上緑化の面積に相当する建物床面積を容積率として割増する。現行の許可の要件である空地の30%以上の緑化について、屋上緑化も含めて30%としてカウントできることとする。なお、地表で30%の緑化をしない場合は、透水性舗装等により環境への配慮をすることとする。
●大阪市/屋上緑化容積ボーナス制度
総合設計制度をさらに拡充、屋上緑化を行うものについて、屋上緑化面積を1m2当たり0.2m2に換算して基準容積に加え、容積率を割増する。
人と街に癒しの緑空間
Copyright 2005-2016 Dainichi Techno Co.,Ltd. All Rights Reseved.